Yasu2Chanのブログ

不定期ですが、ボチボチ更新させていただきます。

ウクライナ戦争

ロシアによるウクライナ侵略は反対ですし、武力行使はあってはならないと思います。

 

しかし、この侵略はNATO拡大に対抗した侵略ではなく、エネルギーを巡る争いではないかとみてます。

石油の生産量世界一はアメリカ、二位はロシア。天然ガスの生産量世界一もアメリカ、二位はロシア。

ロシアは天然ガスを売りたがっているが、ウクライナ経由ではウクライナがガスを横取りしたり、代金不払いがあるので、ウクライナを経由したくない。だからヨーロッパに直接売るためにノルドストリームというパイプラインを2本も作り、プーチンもドイツに売り込みしてました。しかし、これにアメリカが猛反発。

ウクライナはロシアから天然ガスを買えなくても自国に原発があり、原発依存度50%以上。ウランも国内産出。ほかの主力である火力は、国内で無煙石炭が産出できるので、エネルギー自給率も高いし、電力の輸出も行っている。

ロシアは、ウクライナがもともとソ連時代に建設した原発ドネツク、ルガンスク地区の工業地帯を奪われたと思っているかもしれないし、ウクライナがそれらを使ってヨーロッパに電力を売ったり、ロシアからの天然ガスを横取りしたりすることは、ロシアにとっては邪魔な存在。

今回ドネツク、ルガンスク地区の親ロ政権独立を認めたのもその地区で無煙石炭が産出でき、ウクライナGDPの30%を生み出す工業地帯だからではないか?

ロシアは原発も攻撃したが、それは破壊するためではなく、原発をロシアのものにするためではないか?

いずれにしてもアメリカは動かないと思う。なぜならアメリカにとってはヨーロッパかわロシアをはみ出したら、ヨーロッパはアメリカからもっと天然ガスや石油を買ってくれるようになるから。

もしNATOが戦争を始めたら、兵器の需要が上昇し、ますますアメリカが儲かる可能性がある。だからNATOも戦争を始めることはないのではないかと思う。

経済制裁もロシアにはあまり効かないような気もします。ロシアが経済大国でもないし、輸入よりも輸出が多いし、天然ガスや石油、鉄鉱石などの資源も多い。

しかも経済大国ではないのに軍事力はアメリカに次いで世界二位。

ウクライナ侵略が成功するのかしないかに関わらずヨーロッパは化石燃料に頼らなくていいように再生可能エネルギーの割合を増やしていくでしょう。そして、この侵略をきっかけに天然ガスや石油の価格は上昇していくだろうと思います。

実際ドイツでは再生可能エネルギーの普及を加速させると言っています。

そう考えると日本も再生可能エネルギーを増やしていかないと今後、厳しい状況になっていくのではないかなと思いました。